くらしとねどこ 〜きこりと田舎で暮らす〜

林業をする夫と田舎暮らしをしています

はじめての林業~しんどいところ、すてきなところ~

 

こんにちは。

よく知らないけど林業やってみたい・・・という状態から林業従事者になった夫と、やりたいならやってみればいいのでは・・・?という気持ちでついて来た妻の二人で田舎暮らしをしています。

 

実際に林業をはじめてみて、やっぱりつらいところもあります。

本当に一生この仕事を続けるのか?と不安に思うこともあります。

しかし、たのしいと思うところ、すてきだと思うところもあるのです。

今日は、そんないろいろについて書きたいと思います。

 

 

林業のつらいところ

体のいろんなところが痛い

 最初は、全身筋肉痛になったり、地下足袋で靴擦れをして水ぶくれがたくさんできたり、刈払い機を毎日使って手の指が痛くなったり、腰が痛くなったり、初夏~秋までは暑さで吐き気がしたり・・・etc。

それでも仕事は休まない(休ませてくださいと言えば休めるのだろうけど、やる気がないと思われたくなくて休めない)ので、毎晩、湿布を手の指に巻いたり、靴擦れに効きそう、予防できそうな絆創膏を各種買ってきて試してみたり、最初は試行錯誤していました。

だんだん、体が仕事に慣れてきたのと、対処法が分かってきたのですこしずつマシになっていきましたが、やっぱり痛むときは痛みます。

体が資本なので、たくさん寝ること、バランスよくたくさん食べること、痛いところは我慢しすぎず、しっかり対処することが大事だな、と思います。

 

事故の可能性があること

 伐木したときに、別の木に引っかかった木が落ちてきたり、林道で車ごと崖に落ちたり、チェーンソーで怪我をしたり、蜂にさされてアナフィラキシーが起きたり・・・。

わたしたちの身近なところではまだ起きていないのですが、日本中ではこういった事故が毎年何回も起きてしまっています。

明日はわが身の可能性があることを考えると、やはり、こわいです。

 

お給料が安い 

会社にもよるとは思いますが、夫が働く会社は日月給制で、だいたい日給8千円ほどです。

これも会社によりますが、夫の働いている会社は、チェーンソーや刈払い機、その刃や燃料なども自分で購入しなければいけません。

お給料にその機材の貸出し料(自前の機械の場合は、会社が従業員から機械を借りている、というような形になる)と現場へ行くためのガソリン代が毎日上乗せされて、だいたい日給一万円ほどになります。

台風が来ているときや、豪雨のとき、大雪のときなどは仕事が休みになるので、その分お給料が減ったりもします。(有給が余っていれば使えます。)

ほぼすべての従業員さんの家庭が共働きです。休みの日にアルバイトにいっている方もいます。

 

 

 いいとろころ、すてきなところ

精神的なストレスが少ない

たぶん、どの会社もほとんどそうだとは思うのですが、林業は5人ぐらいの班を組んで行動します。

班ごとに違う現場に入って、木を切ったり、植えたり、下刈り(草を刈る)をしたりするのですが、少人数なので、派閥もできにくいし、人間関係の揉め事はほぼ発生しません。

山の中で集中してみんなで仕事をする。しかも、そのみんなとは適度な距離がある。

夫にとってはとてもストレスの少ない環境です。

(山にいること(虫や運動など)自体がストレスになる方は林業やらないほうがいいです・・・)

 

残業がぜんぜんない

これは会社にもよるし、班にもよると思うのですが、夫の所属している班では残業はまったくないです。

定時には必ず山を降りて車に戻り、だいたい17時過ぎ頃、遅くても18時までには必ず家に帰ってきます。

飲み会もないし(そもそも、車社会の田舎なので家の近い人同士が家で飲んだりするぐらいしか飲み会の文化がない)、家族の時間はたっぷりとれています。

 

季節をしっかりたっぷり感じられる

都会で働いていたころは、季節の変化を感じる間もなく、気がついたら夏になっていた、冬になっていた、というような感じで生活していました。

(秋と春は体感的には2週間ぐらいしかなかった・・・自分だけかも・・・。)

田舎に移住してきて、林業をはじめると、山の空気や、木の葉の色、季節によって変わる昆虫など、季節を感じながら仕事をするようになりました。

前述したように残業がなく、仕事をしていない時間が増えたことで、季節を感じる心の余裕ができたこともその理由のひとつだと思います。

 

体が逞しくなる

特に筋トレはせず、仕事をして、がんばってたくさん食べていただけです。

林業をはじめて一ヶ月ほどで、胸板や腕がどんどん筋肉質になり、厚みや太さが増していき、なぜか顔が少し細くなっていきました。

移住してくる前と比べると、明らかに体型が変わりました。

が!ある一定のところで筋肉の増強がとまるので、ある程度慣れてきたら食べる量に気をつけないと腹が出ます。

 

時間を越えるロマンがある

木はすぐには育ちません。

伐木する杉やヒノキは、何年、何十年も前に当時の林業従事者が植林し、今までの間、草刈や枝打ちなど、何年もかけて育てられてきたものです。

同じように、誰かが植えた木・林の手入れをして育てたり、自分の次の世代が切るための木を植えたりする、時間を越えたところに結果が出る仕事をする、というのにロマンを感じます。(このロマンの感じなんとか伝わってほしいなぁ・・・)

 

まとめ

林業のつらいところ

・体のいろんなところが痛い

・事故の可能性があること

・お給料が安い

 

林業のいいところ

・精神的なストレスが少ない

・残業がぜんぜんない

・季節がしっかりたっぷり感じられる

・体が逞しくなる

・時間を越えるロマンがある